病気・ケガ

猫の肥満は病気のもと!?さまざまな疾患のリスクについて

猫ブログ

「肥満」は病気である

肥満は科学的にも多くの疾患につながることがわかっています。

2018年にアメリカのペット肥満予防協会のAPOP(Association for Pet Obesity Prevention)がおこなった調査では、猫のうち60%が過体重または肥満であると報告されています。

また、このデータは10年前と比べて増加していることもわかりました。

肥満の深刻さをわかりやすく表すとこんな感じです

・猫の100g=人間の1kg

この数値は頭に入れておきましょう

[chat face=”ニャン校長左.png” name=”ニャン校長” align=”left” border=“none”bg=“gray”]ちなみに犬の実験では寿命を減少させることがわかっているよ[/chat]

「肥満」の原因は過食である

どうして猫が太るのか、それはとてもカンタンな問題です。

結論 ゴハンのあげすぎ

これに尽きます。

「自然界で生きる動物が肥満体型なのを見たことがありますか?」

ありませんよね、必要なときに必要なだけ狩りをするからです。

もちろん「うちの猫が可愛すぎてしかたなく•••」

気持ちはわかります。

しかし、結果としてゴハンのあげすぎが大切な愛猫を苦しめることになります

ゴハンは記載されている量をまもり、おやつはコミュニケーションのひとつとして与えるようにしましょう。

「肥満」のチェック方法

猫の肥満のチェック方法はとてもかんたんで、ボディコンディションスコア(BCS)をつかいチェックします

ボディコンディションスコア(BCS)とは?

・体型を見た目と触れた感覚で9または5段階で評価する方法のこと

(参考:環境省 体調管理について)

猫種によって適正体重はちがうから、BCSを参考に飼い猫をみることが大切!

もちろん飼い猫の種の適正体重はきちんと知っておきましょう

「肥満」によって起こるさまざま病気

猫の肥満は臨床的にさまざまな病気を引き起こすことがわかっています

  • 肥満細胞腫
  • 心臓病
  • 呼吸器不全 
  • 糖尿病
  • 皮膚病
  • 関節炎
  • ヘルニア

このように

  • 悪性腫瘍の肥満細胞腫やインスリンの量が乱れることによる糖尿病
  • 体重が増えることで呼吸がむずかしくなる呼吸器不全や関節の痛み

などキリがありません

肥満による多くの疾患は予防できます

食生活を正しくすることで健康的な猫ライフを送らせてあげましょう

「肥満」になりやすい猫種

猫はからだの大きさや骨格、しっぽの長さなどから6つの体型に分けることができます

  1. コビー
  2. セミコビー
  3. フォーリン
  4. セミフォーリン
  5. オリエンタル
  6. ロング&サブスタンシャル

なかでも、太りやすいとされている体型は

  • コビー
  • セミコビー
  • ロング&サブスタンシャル

の3つになります。

それぞれの体型をかんたんに説明するとこんな感じです↓

  • コビー•••骨格が太く短めでしっかりしている
  • セミコビー•••がっしりしているが胴•四肢•しっぽはやや長め
  • ロング&サブスタンシャル•••大型でがっしりしていて重量感がある

[chat face=”ニャン校長左.png” name=”ニャン校長” align=”left” border=“none”bg=“gray”] 全体的にがっしりした体型が多いですね [/chat]

 

また、それぞれの代表的な猫種はこんな感じです

  • コビー•••ペルシャ、エキゾチックショートヘア、ペルシャ
  • セミコビー•••スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア
  • ロング&サブスタンシャル•••ベンガル、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャット

ここに書かれている猫種の飼い主さんは注意しましょう。

からだが大きくなるとフードも増えるので、書かれている量を守ることが大切です

「肥満」の対処法はとてもシンプル

結論から先にいうと

「正しい食生活を送る」

これだけです。

キャットフードに書かれているフードの量を守り、食事の回数を増やすことで空腹の時間を減らします

また、1日にあげるゴハンの量は最低でも4回にわけましょう

中には「ちゃんと守っているのに太っている•••」という人もいると思います。

そのような人は以下の2つの要因を考えましょう

  1. 最近フードを変えた
  2. おやつの与えすぎ

1 最近フードを変えた

フードによって栄養・成分は違うため、あたえる量が変わるのは当たり前のこと。

記載されている量はフードごとに守るよう心がけましょう

2 おやつの与えすぎ

フードの量を守っていてもおやつをあげすぎたら意味がありません。

おやつはあくまでもコミュニケーションのひとつ、仲を深めるための手段としてつかうことが大切ですよ

愛猫家おすすめのキャットフード

個人的におすすめするキャットフードは“プレミアムフードモグニャン”です

獣医師からの評価も高く、安全性・品質においても素晴らしいフードになります

詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

https://nekoblog299.com/catfood-ranking/

プロフィール
ようへい
ようへい
猫ブロガー
こんにちは!猫ブログのようへいです。

小さい頃から猫と暮らしてきた超猫好き。22歳でブログを開設しました。ねこ検定上級取得。
僕が猫と暮らしてきて学んだこと、資格の知識を活かして記事を書いています。

モットーは「すべての猫と家族が幸せに暮らせること」です。
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