【春夏秋冬】猫に最適な室温はどれくらい?長毛種と短毛種で違う?
この記事では
- 「猫に最適な室温が知りたい」
- 「暑いとき・寒いときのサインを知りたい」
- 「長毛種と短毛種で最適な温度に違いはあるの?」
- 「留守番してる時は暑く・寒くないの?」
これらの悩みについてわかりやすく解説しています!
実際に僕も冬の寒い時期に「自分は丁度いいけど猫は寒かったりしないかな?」と思ったことがあります。
人間は服を着ているのに猫は着ていないから難しいですよね。
ひとつひとつわかりやすく丁寧に説明するので、ぜひ最後までご覧ください▼
猫の暑い・寒いときのサイン
暑いとき
猫が暑がっている時には以下の5つのサインが見られます
- 舌を出して「ハァハァ」と息をする
- 食欲が低下する
- 体を伸ばして寝る
- 日陰や涼しい場所に移動する
- 水をたくさん飲む
また夏は熱中症や脱水症にもなりやすいため、十分に注意しましょう。
寒いとき
猫が寒がっているときのサインは以下の5つです
- 水を飲まなくなる
- 飼い主で暖をとる
- 丸まっている
- 耳や肉球が冷たい
- 動かないでじっとしている
これらのサインが確認できたら寒がっている証拠です。猫ちゃんは寒いのを嫌がる子が多いので、暖房をつけてあげましょう。
暖かすぎず寒すぎずの適温が理想です。
猫に最適な室温
夏
26〜28°が最適
人間は汗をかいて体温を調節する働きがありますが、猫の皮膚には汗腺がないため汗を出して体温を調節することができません。暑すぎる温度はNGです。
また猫ちゃんに風が直接当たらないように風向を調節してあげましょう。
冬
22〜24°が最適
実は猫は暑さよりも寒さの方が苦手。もともと猫の祖先は温暖な砂漠地方で過ごしていたため、寒いときのための体温調節機能が備わっていないんです。
また寒さを保つための皮下脂肪も少ないため、寒さには弱い体質です。
「猫はこたつで丸くなる〜」と童謡にもあるように、寒さには弱いんだね。
また寒いと体調を崩し下痢を起こすこともあります。温度管理はきちんとしましょう。
春・秋
春と秋は暑すぎず寒すぎずの過ごしやすい温度なので、エアコンをつける必要はありません。暑い・寒いと感じるようなら扇風機、ストーブを「弱」にしてつけるくらいがいいでしょう。
また子猫やシニア猫はより細かな調節が必要になります。猫ちゃんの様子を見て、温度管理するようにしましょう。
猫にとって危険な温度・湿度
温度
夏
夏は30°を超えると猫にとって危険な温度になります。前述しましたが猫は体から汗を出すことができないため、暑いときの体温調節がとても難しいです。体温調節ができないと脱水症や熱中症のリスクが高くなり、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。
冷房は26〜28°に設定して、過ごしやすい生活環境を整えてあげましょう。
冬
冬は20°を下回ると猫にとって危険な温度になります。とくに子猫やシニア猫は成猫に比べて免疫力がないので、体調を崩しやすいです。
暖房を22〜24°に設定して、猫ちゃんのんびり過ごしやすい環境に整えてあげましょう。
湿度
温度だけでなく湿度管理も忘れてはいけません。
夏の高温多湿の時期を苦手とする猫ちゃんは多く、食欲低下や体調悪化を引き起こすこともあります。湿度は猫ちゃんの心身に悪影響を与えかねません。
最適な湿度の目安は40〜60%とされています。なるべくこの間の数値になるように調節してあげましょう。
長毛種・短毛種で最適な温度は違う?
正直な話、最適な温度に違いはありません。
たしかに長毛種と短毛種では生えている毛に違いはあります
- 長毛種 ••• アンダーコートとオーバーコートの2種類の毛が生えているため、寒さに強い傾向がある
- 短毛種 ••• アンダーコートの短い毛しか生えていないため、寒さに弱い。
しかし夏は26〜28°、冬は22〜24°とある程度の幅をもって最適な温度が決められているため、この間の温度で調節していれば問題ありません。
寒いとき短毛種は+1°長毛種は−1°と調節するといいですね。
留守時の温度管理はどうすればいい?
留守時もエアコンをつけっぱなしにするのが理想ですが、電気代が気になりますよね。
- エアコンをタイマーにする
- ペット用ヒーターを設置する
などで対策することをおすすめします。
猫ブログおすすめのペットヒーターはこちら
エアコンは「自動」にする
節約目的でエアコンを「弱」に設定すると飼い主さんにも猫ちゃんにも良くありません。
エアコンは設定温度と室温の差が大きい時により多くの電力を消費します。節約目的で「弱」に設定すると室温が設定温度に達するまでの時間が長くなるため、余分な電力まで消費してしまいます。
エアコンを「弱」にすると節約じゃなくて浪費してしまうんだね。
まとめ
この記事では季節ごとに猫ちゃんに最適な室温をまとめました。
それぞれの季節の温度は「絶対にこの温度!」と決められているわけではありません。あくまでも目安なので猫ちゃんの様子を見て、調節してあげましょう。
今日の記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!