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アメリカンカールってどんな猫?性格や特徴、里親についても解説!

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「アメリカンカール」の歴史

アメリカンカールの歴史は偶然発見された一匹の野良猫に始まります。1981年アメリカ・カリフォルニア州に住むルガ夫妻は玄関先でカールした耳を持つ珍しい猫と出会い「シュラミス」と名前を付けました。成長したシュラミスが4匹の子猫を産んだところ、そのうちの2匹にカールした耳が遺伝していたのです。

その後シュラミスはアメリカのキャットショーで紹介されるなど1983年に本格的な繁殖が始まり、アメリカンカールという品種が確立されました。

1985年にTICA(世界最大の血統登録機関)、1993年にCFA(世界最大の登録団体)で公認されるなどの歴史があります。

「アメリカンカール」の特徴

アメリカンカールの最大の特徴はなんといってもカールした耳。この耳は優性遺伝ですが反り返る確率は50%ほどとされていて、全てのアメリカンカールがなるわけではありません。

また反り方もまちまちで角度は90°〜180°カールします。産まれたばかりの子猫は全て耳が立ってますが生後1週間ほどで反り返り、4ヶ月もすれば完全にカールします。

他にもなめらかな被毛が特徴でアンダーコート(密度の高い下毛)も少なく、もつれにくくなっています。また尻尾は体長ほどの長さがあり、長毛種の尾の先端にはふさふさの飾り毛が付いている。

「アメリカンカール」の性格

アメリカンカールは好奇心旺盛で元気な性格をしていますが、寂しがり屋で甘えん坊な一面もあるツンデレタイプの猫です。

アメリカンカールは凶暴化するといわれたりますが、そんなことはありません。おもちゃで一緒に遊ぶなどスキンシップを大切にすることが仲を深めるコツです。

「アメリカンカール」の大きさ・体重

大きさ

  • 体長(首〜尾の付け根):40~50cm
  • 全長:80-90cm

体重

  • オス:2.5~4.5kg
  • メス:2.5~3.5kg

基本的にどの猫種も大きさ、体重にそこまで違いはありません。キャットフードに記載されている分量を守るようにして、肥満に気をつけましょう。

「アメリカンカール」の被毛

長毛種と短毛種どちらもいますが長毛種のほうが一般的です。しかし最近では短毛種の人気も出てきたので、どちらも人気な傾向にあります。

またアメリカンカールの被毛はアンダーコートが少ないので、比較的お手入れはカンタンです。やさしくブラッシングしてあげることで良好な関係を築けますよ。

「アメリカンカール」の寿命

アメリカンカールの平均寿命は12~16歳とされています。完全室内飼いをしている猫全体の平均寿命が16.22歳といわれているので、そこまで差はありません。

純血種は雑種にくらべ寿命が短いといわれますが、アメリカンカールは純血種のなかでは比較的、長生きな猫種とされています。

ようへい
ようへい

栄養バランスの摂れた総合栄養食のキャットフードを与えるようにしましょう!

「アメリカンカール」を飼える場所

アメリカンカールは

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 里親募集

などさまざまな場所で飼うことができます。

個人的にペットショップは生体販売を目的としているため、里親募集と比べると値段が何十倍も高くなるのでおすすめできません。

里親募集は生体販売を行っていないのでワクチンや飼育費用といった今までにかかった必要最低限のお金しかからない、また成猫になっている子が多いので性格やサイズなども知ったうえでお迎えできるメリットがあります。

ようへい
ようへい

ペットショップから迎えることを「悪だ!」とは言いませんが、費用や飼い主さんの手間を考えると里親募集がおすすめです。

「アメリカンカール」を飼うときの注意点

定期的に耳掃除をする

アメリカンカールの耳掃除は最低でも週1回してください。特に夏場などの蒸れやすい季節は週2~3回ほど掃除し、耳を清潔に保つようにしましょう。

しかし掃除のしすぎも耳の健康には良くないので、耳の状態を見ながら行うといいですね。

「アメリカンカール」のかかりやすい病気

外耳炎

外耳炎は細菌や寄生虫、アレルギーを原因として耳に炎症が起きる病気のことです。耳が奇形のアメリカンカールやスコティッシュフォールドは特になりやすく、夏場などの蒸れやすい季節に多い病気です。

外耳炎は点耳薬で治療します。動物病院で処方してもらい獣医の指示に従いましょう。

その他の病気

アメリカンカールは外耳炎の他にも毛球症や慢性腎臓病、尿石症といった病気にかかりやすいとされていますが、これらの病気はアメリカンカールに限った話ではありません。

毛球症は長毛種全般になりやすく慢性腎臓病は15歳以上の猫の8割は腎臓にトラブルを抱えているという論文もあるくらいで、尿石症などの泌尿器系は猫全般がなりやすい病気です。

飼い猫に違和感を感じたら自分勝手な判断はせず、すぐ動物病院へ連れていくようにしましょう。

ようへい
ようへい

手遅れになるといけないからね。

「アメリカンカール」のまとめ

アメリカンカールは他の猫種と違い「カールした耳」をもつ愛らしい猫種です。耳掃除を面倒に感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、スキンシップを通して仲が深まりやすくなるので気持ちよく感じる程度に掃除してあげましょう。

また里親募集についてはネットで調べればたくさん出てくるので、気になる方はぜひ調べてみてください。

ようへい
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この記事はここまで、ありがとうございました!

プロフィール
ようへい
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猫ブロガー
こんにちは!猫ブログのようへいです。

小さい頃から猫と暮らしてきた超猫好き。22歳でブログを開設しました。ねこ検定上級取得。
僕が猫と暮らしてきて学んだこと、資格の知識を活かして記事を書いています。

モットーは「すべての猫と家族が幸せに暮らせること」です。
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