アメリカンワイヤーヘアとは?性格や特徴、雑種との違いについて解説!
「アメリカンワイヤーヘア」の歴史
1966年アメリカ・ニューヨーク州北部の農場でアメリカンショートヘアが数匹の子猫を産みました。すると1匹だけ突然変異によるゴワゴワとした独特の縮れ毛をもった子がいたのです。この子は「アダム」と名付けられ、地元のブリーダーに預けられました。アダムはブリーダーに預けられると姉妹猫との交配が行われ、後にアダムと同じような毛質の子猫が産まれたのです。ここからアメリカンワイヤーヘアの基礎がはじまり、繁殖が進みました。
そして1978年、CFA(世界最大の登録団体)にて公認されました。
「アメリカンワイヤーヘア」の特徴
アメリカンワイヤーヘアの特徴は独特な毛質にあります。他の猫種では見ることのできない硬いワイヤーブラシのような縮れ毛で1本1本が折れたり、曲がったりしています。
他にもヒゲが長くやや吊り目であることや両耳が広めの間隔で先端が少し丸くなっていること、筋肉質で尻尾の付け根が大きく、先端に向かって細くなっていくなどの特徴があります。
「アメリカンワイヤーヘア」の性格
アメリカンワイヤーヘアはアメリカンショートヘアの突然変異で毛質が変わっただけなので性格に違いはありません。おおらかで物怖じしない、素直で人懐っこい性格。好奇心旺盛で遊ぶことが大好きでヤンチャな一面もありますが、賢くしつけやすい猫としても知られています。
初めて猫をお迎えしたい人におすすめだよ!
「アメリカンワイヤーヘア」の大きさ・体重
大きさ
- 体長(首〜尾の付け根):40~50cm
- 全長:80-90cm
体重
- オス:3~6kg
- メス:3~5kg
猫の大きさや体重は基本的にどの猫種も大きな違いはありません。
「アメリカンワイヤーヘア」の被毛
ゴワゴワとした独特な毛質を持ったワイヤーヘアの被毛は全部で5色。
- ブラック
- ホワイト
- レッド
- ブルー
- クリーム
この中ではクリームが人気で、他にも縞模様のキジトラやキジシロといったカラーがあります。また雑種や野良猫と外見が似ているので間違える人も多くいます。
「アメリカンワイヤーヘア」の寿命
アメリカンワイヤーヘアの平均寿命は12~15歳とされています。純血種としては短くも長くもない平均的な寿命ですが、完全室内飼い(雑種を含む)の平均寿命は16歳前後とされているので、全体よりもやや短いイメージですね。
しかし適切な健康管理を行えばさらに長生きすることもあるので、日頃のキャットフードや飼育環境を整えて、過ごしやすい部屋を作ってあげましょう。
「アメリカンワイヤーヘア」を飼える場所
アメリカンワイヤーヘアは
- ペットショップ
- ブリーダー
- 里親制度
などさまざまな場所でお迎えすることができます。
個人的なおすすめは里親制度(保護猫)ですね。生体販売を行っていないので以下のメリットがあります
- 費用が安い
- 飼いやすい
- 自分に合った子を選べる
初めて迎える人でもハードルが低いからおすすめだよ!
「アメリカンワイヤーヘア」を飼うときのポイント
適度なブラッシングが大切
アメリカンワイヤーヘアは独特な毛質をしているため他の猫種よりも毛が絡まりやすく、汚れやホコリも付きやすい猫種です。
週1~2回ほどスキンシップも兼ねてブラッシングしてあげましょう。ガジガジやるとブラシに絡まって必要な毛まで抜けてしまうこともありますので、やさしくすることが大切です。
「アメリカンワイヤーヘア」のかかりやすい病気
アメリカンワイヤーヘアは丈夫な猫種なので、これといってかかりやすい病気はありません。
ですが猫の三大疾病である腎臓病、がん、心臓病には十分注意しましょう。中でも慢性腎臓病は「猫の宿命」ともいわれる病気で、高齢猫の多くはこの病気を患います。
病気は「気づいた時には手遅れ」となることが多いので定期的な健康診断をして、猫の健康を守ってあげることが大切です。
健康診断は忘れずにやりましょう!
「アメリカンワイヤーヘア」のまとめ
今回の記事はアメリカンワイヤーヘアについてまとめました。
「あまり聞いたことのない猫種だな、、、」と思う方もいるかもしれませんが、もしかしたら雑種と間違えているだけかも?
見分けが難しい猫種ですがかわいらしい見た目と性格をしているので、気になる方はぜひ里親募集で調べてみてください!
この記事はここまで、ありがとうございました!