ブリティッシュショートヘアはなつかない?性格や特徴について解説!
「ブリティッシュショートヘア」の歴史
ブリティッシュショートヘアは2000年前、古代ローマ人によってイギリスに持ち込まれた最古の品種として知られています。
運動能力の高さからネズミを狩る「ワーキング・キャット」として家庭で飼われることになり、1800年代に入るとブリーダーが改良を始め、1871年にロンドンのキャットショーで紹介されました。
アメリカでは1980年にCFAで公認され、2009年には長毛種のブリティッシュロングヘアもTICAで公認されました。
「ブリティッシュショートヘア」の特徴
ブリティッシュショートヘアの特徴は
- まん丸な目・顔
- ふっくらとした口元
- 鳴き声が小さく、鳴くことも少ない
- 毛の密度が濃いふしぎな触り心地
- カラーバリエーションが豊富
ブリティッシュショートヘアは他の猫種に比べて可愛らしい特徴が多いため、人気な理由がわかりますね。
「ブリティッシュショートヘア」の性格
ブリティッシュショートへアの性格は賢くおだやかで自立心がしっかりしているタイプなので、さまざまな映画やCMなどでも活躍しています。またたくましい気質と骨太で筋肉質なからだ、優れた身体能力を兼ねそなえる完璧な猫です。
また人と遊ぶだけでなくひとりで遊ぶことも得意とする猫種なので、そのような面から「性格が悪い」「なつかない」といった声が挙がりますが、そんなたくましく余裕のある性格に惹かれる飼い主さんも多いようです。
「ブリティッシュショートヘア」の大きさ・体重
大きさ
- 体長(首〜尾の付け根):40~50cm
- 全長:80-90cm
体重
- オス:3~5.5kg
- メス:3~5kg
猫は犬のように大型犬・小型犬といったサイズの違いがないので、大きさや重さにそこまで違いはないですね!
「ブリティッシュショートヘア」の被毛
ブリティッシュショートへの代表的なカラーはブルー。初めは「ブリティッシュブルー」という名前が付いていましたが、今ではあらゆるカラーとパターンのバリエーションが登場しています。
カラーは以下の5種類に分けられ
- ブルー
- レッド
- ブラック
- ホワイト
- ゴールデン
パターン(模様)は
- ソリッド
- タビー
- パーティカラー
- タビー&ホワイト
- キャリコ&バイカラー
- ハチワレ
最近ではハチワレのパターンが人気です!
「ブリティッシュショートヘア」の寿命
ブリティッシュショートヘアの寿命は14〜17歳とされていて、純血種の中では長生きな猫種です。
純血種は雑種に比べて寿命が短くなる傾向がありますが、近年ペットフードの品質向上によりあらゆる猫種で平均寿命が延びています。食生活を整えることは長寿に密接に関わるので、キャットフードは総合栄養食の品質の良いものを選ぶようにしましょう。
おすすめのキャットフードはこちらの記事で詳しく書いています。あわせてご覧ください▼
「ブリティッシュショートヘア」を飼える場所
ブリティッシュショートヘアはカラー・パターンのバリエーションの豊富さから、さまざまな場所で飼うことができます。
- ペットショップ
- ブリーダー
- 里親
- 猫カフェ
中でも個人的なおすすめは里親制度でこれらのメリットがあります
- 費用が安い
- 飼いやすい
- 自分の合った性格の猫ちゃんを選べる
里親制度についてはこちらの記事で詳しく書いているので、ぜひご覧ください▼
「ブリティッシュショートヘア」を飼うときの3つの注意点
ブリティッシュショートヘアを飼うときには3つの注意点があります
- 太らせない
- 騒がしくしない
- ブラッシングをサボらない
1 太らせない
ブリティッシュショートヘアは太りやすい猫種として有名です。運動量が少ないと肥満になりやすく、糖尿病や尿石症といった病気にかかりやすくなります。
またひとりで遊ぶことも少ないため、キャットタワーやオモチャをつかって飼い主さんも一緒に遊んであげることが大切です。
2 うるさくしない
ブリティッシュショートヘアは静かな場所でのんびりするのが好きな性格です。無理にかまったり触ったりするのはストレスにつながり、関係性の悪化や病気の原因にもなりかねません。
また小さな子供がいる家庭や日頃から騒がしい地域に住んでいる方にもおすすめできません。
猫ちゃんが過ごしやすい環境を作ってあげれるようにしましょう。
3 ブラッシングをサボらない
ブリティッシュショートへは毛の密度が濃いので週2〜3回はブラッシングしてあげましょう。短毛種なのでコームはいりません。
週2〜3回の場合、軽くブラッシングするくらいで十分ですが換毛期(春・秋)は少し長めにするようにしましょう。
換毛期にとれる毛量には毎度驚かされますね(笑)
「ブリティッシュショートヘア」のかかりやすい病気
ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気は4つあります。
- 肥満
- 糖尿病
- 尿石症
- 皮膚病
ひとつずつ解説していきますね▼
1 肥満
まず初めに「肥満って病気なの?」と思った方もいるかもしれませんが、立派な病気です。
肥満はさまざまな病気を引き起こす原因になり、なにより最も予防できる病気です。主食のキャットフードは記載されている量を守り、おやつはスキンシップのひとつに使うよう心がけましょう。
2 糖尿病
肥満の猫は標準体重の猫よりも4倍、糖尿病になりやすいとされています。
原因は肥満になるとインスリン(血糖をコントロールするホルモン)の働きが鈍くなり、慢性的に血糖値が高くなることで糖尿病を発症しやすくなるからです。
実際に糖尿病と診断される猫ちゃんは肥満の子が多いと言われています。
これは人でも言えることだよね•••
3 尿石症(尿路結石症)
尿石症とは尿路に結晶や結石がつくられる病気のことです。
尿のpHバランスが酸性またはアルカリ性に傾くことが原因とされますが、このpHバランスが傾く要因としては肥満があげられます。
4 皮膚病
ブリティッシュショートへアは皮膚病にかかりやすいことで知られています。なぜかかりやすいのかは原因を特定できませんが、アレルギーやダニ・ノミが原因となることが多いようです。
症状は以下のように
- フケが出る
- かゆがる
- 脱毛
などさまざまですが、異変を感じたらすぐ病院に連れていくことが大切です。