アメリカンショートヘアってどんな猫?性格や特徴、抱っこが苦手?
「アメリカンショートヘア」の歴史
1620年イギリス人の入植者がメーフラワー号に乗ってアメリカに上陸したときに連れた猫に始まり、アメリカで自然発生します。船上ではネズミを駆除し、陸では農園や住宅で害獣をやっつけるワーキング・キャットとして活躍していました。
1906年「ドメスティックショートヘア」として登録されたのち「アメリカンショートヘア」として改名されました。
「アメリカンショートヘア」の特徴
日本で大人気のアメリカンショートヘアの由来は「アメリカの短毛種」からきていて「アメショー」という呼び名で人気があります。アメリカでは「マウサー(ねずみ取りが上手な猫)」が一般的とされています。
胴体の縞模様と額にあるM字型の模様、目の外側から後ろに伸びているライン(クレオパトラライン)が特徴的で、ふっくらとした頬に可愛らしいマズルが人気を博しています。
また瞳はクリンとしたアーモンド型で、クラシックタビーをはじめ120種以上の多様なコートカラーが認められているのも特徴のひとつです。
「アメリカンショートヘア」の性格
アメリカンショートヘアの性格は完璧と称されていて、おおらかで物怖じしない、素直で人懐っこい性格をしています。好奇心旺盛で遊ぶことも大好き。ヤンチャな一面もありますが、賢くしつけやすい猫として知られています。
しかし猫によっては抱っこが苦手な子もいると言われているので、飼う前に確認しておくと良いかもしれませんね。
「アメリカンショートヘア」の大きさ・体重
アメリカンショートヘアはセミコビータイプの猫。コビータイプより手足や胴、しっぽが少し長く、重心もそこまで低くありません。全体的にバランス良く力強い印象があるので、体重に比べてしっかりした体格をしています。また、筋肉も発達しています。
大きさ
- 体長(首〜尾の付け根):40~50cm
- 全長:80-90cm
基本的に猫の大きさはあまり変わらないので、目安として見てください。
体重
- オス:3~6kg
- メス:3~5kg
体重はフードに記載されている量を守っていれば問題ありません。
しかし万が一「最近痩せてきたかも」「食欲ないな」と感じる場合は、体に何らかの不調があるかもしれません。すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
「アメリカンショートヘア」の被毛
アメリカンショートヘアは120種以上の多様なコートカラーが認められてるので、毛色に困ることはまずないでしょう。
代表的な色はシルバークラシックタビーで、その他にもブラウン・クリーム・レッドといった毛色、パターンとしてはソリッド・キャリコ&バイカラーがあります。
被毛は短くしっかりと生えそろっているので、寒い日や雨の日でも冷えにくいです。
「アメリカンショートヘア」の寿命
アメリカンショートヘアの平均寿命は13歳前後となっています。
猫全体の平均寿命(完全室内飼い)は16歳前後なので、他の猫種と比べるとやや短い印象がありますね。
しかし純血種は雑種よりも平均寿命が短くなる(遺伝的な影響)ため、純血種のみで比べると平均的な寿命となっています。
「アメリカンショートヘア」を飼うときのポイント
アメリカンショートヘアは人懐っこく遊ぶことが大好きな性格なので、一緒にいる時間を作ってあげられる人やスキンシップが好きな人におすすめな猫種です。
1日5〜10分は遊ぶ時間を作ってあげましょう。時間がない日はひとりで遊べるオモチャや猫タワーを使って運動させてあげるといいですよ。
アメリカンショートヘアにおすすめのオモチャとキャットタワーは下から見れます▼
「アメリカンショートヘア」を飼うときの注意点
アメリカンショートヘアはハンターとしての能力が非常に高いので、遊んでいる時についついご褒美をあげすぎてしまう飼い主さんが多くいます。
おやつをあげすぎると肥満や主食であるキャットフードを食べなくなってしまうので、気をつけましょう。
「アメリカンショートヘア」のかかりやすい病気
アメリカンショートヘアは生命力が強く病気にはかかりにくい猫種として有名ですが、泌尿器系の病気にはなりやすい傾向にあるようです。
泌尿器系の病気には糖尿病・尿路結石・膀胱炎などがあり、遺伝やストレスにも関係しています。しかしこれらの病気は他の品種でもよく見られる病気で、肥満の猫にも多いため日頃の体重管理が大切になってきます。
また対策として水をたっぷり飲ませ、おしっこの回数を増やすようにしてください。猫はもともとあまり水を飲まない生物なので、泌尿器系の病気にかかりやすいんです。
「アメリカンショートヘア」のまとめ
今回はアメリカンショートヘアについてまとめました。
アメショーは日本でも特に人気な猫種なので、気になる方は里親募集などで調べてみてください。豊富なカラーの猫ちゃんがいますよ!
今日はここまで、最後まで読んでいただきありがとうございました!