一人暮らしで猫を飼うのは無理?初心者向けにわかりやすく解説します!
「一人暮らし」で猫を飼うことは無理?
結論「無理じゃない」
近年、猫は犬よりも飼いやすいことから飼育頭数が増えています。猫は犬と比べて「散歩をする必要がない」「吠えない」「飼育費用が安い」など飼うことへのハードルが低いので、ペットとして迎え入れる人が増えているんです。また一人暮らしで家にいて、どうしても寂しい瞬間は誰にだってありますよね。「初めて猫を飼うけど一人暮らしで不安だな…」と思う気持ちはものすごくわかります。この記事では、そのような人でも一から安心して飼えるようにわかりやすく説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
「一人暮らし」が猫を飼うときに大切な3つのこと
1 ライフスタイルを整えよう
猫を飼うなら飼育環境を整えることはとても大切です。猫にとって家のなかは危険なものがたくさんあり、とくに子猫の場合は好奇心が旺盛なので、よりいっそう気をつけなければいけません。まず台所や水場に入らないように扉は閉め、部屋のものはなるべく少なくしましょう。飼い主が猫の生活に合わせるライフスタイルが理想です
2 費用
猫を飼ううえで忘れてはいけないのがお金のこと。環境省によると猫1頭あたりにかかる年間費用は18万4795円。近年、猫の平均寿命は16歳まで延びているので、単純計算でも生涯飼育費用は約300万円。猫と一生を共にするなら最低でもこれだけのお金がかかることを覚悟しなければいけません。お金に余裕を持ってから飼うようにしましょう
3 最期までお世話する覚悟
猫は10歳から高齢期といわれ、日頃の健康チェックや定期的な健康診断などお世話することは沢山あります。また高齢になると病気になりやすく飼い主さんも精神的・身体的に負担がかかり、思うような生活ができなくなることもあります。なにより年をとるのは猫だけではありません。10年、15年先の自分が同じだけ年をとって生活している姿を想像することはとても大切なんです。お金以上に飼い主さんの猫を思う気持ちが、よりいっそうお互いを幸せにしてくれることは間違いありません
「一人暮らし」が猫を飼うときに準備するモノ
「一人暮らしで寂しいから猫飼おうかな〜」と思ったことありますよね。ぶっちゃけ一人暮らしでも問題なく飼うことができます。準備するものも実家で揃えるものに変わりはありません。それでは早速、飼ううえで必ず必要な7つのモノを紹介します
必ず必要な7つのモノ
1 キャットフード
キャットフードは猫が「子猫・正猫・老猫」かによって与えるものを変わってきます。必ず年齢に合ったフードを与えるようにしましょう。ペットショップなどから迎えた場合は、今まで食べていたものと同じものを与えるといいです。慣れてきたら徐々にいろいろなフードを試してみましょう
2 食器
食器はフード用・水飲み用の2つを用意しましょう。選ぶときのポイントは
ヒゲがあたらない大きさで高さのあるものをすることです。猫のヒゲには神経が通っていて、被毛よりも敏感なんです。人間に触られるどころかモノに当たることも嫌います。また食器の高さはに関しては、ほとんどの猫が変形性関節症を発症するといわれています。頭を下げてかがんで食べる姿勢は、関節に負担がかかり食べにくいだけでなく、痛みも出てくるんです。なにより食後の猫は吐き戻しが多く「食器の高さを変えてから嘔吐が減った」という声を多くいただきます
3 トイレ
トイレ選ぶとき「何を基準に選んだらいいかわからない…」と思いますよね。まず第一に
とにかく大きいトイレを選ぶことです。最新の科学的な研究で「猫は幅50cm以上の大きいトイレを好むこと」がわかりました。しかし、この基準を満たしているお家はそれほど多くありません。では、なぜ基準を満たしているお家が少ないのか。理由は市販されているトイレには小さめのものが多いから。トイレが小さいと猫にストレスが溜まり脱毛症などの病気を発症する可能性があります。「うちの猫はストレスなんか溜まっていない」と自信満々な飼い主さんが多いのですが、無理もありません。猫は病気を隠すのが上手い動物。病気は猫だけでなく飼い主さんの生活にも影響を及ぼすので、かかる前の対策がもっとも良い判断です
4 猫砂
猫砂はおもに紙系、木系、鉱物系、おから系、シリカゲル系の5つに分けることができますが、近年、数々の研究により鉱物系の猫砂が猫にもっとも好まれることがわかったんです!理由は「粒が小さく自然の砂にもっとも近い」「排泄のあとガッチリ固まる」「重さがありかぎ心地がいい」といった猫が好む条件を満たしているから。実際に「他のタイプの砂から鉱物系に変えたら粗相がなくなった」などの声も多くあります。猫砂を入れる際、人差し指の第2関節(5cmくらい)を目安にして入れ、底が見えないようにしましょう
5 爪とぎ
「猫の爪とぎってどれも変わらないんじゃない?」と思う飼い主さんは少なくありません。しかし猫はお気に入りの爪とぎがないと家具や壁で研いだりするので、そうなってしまっては手遅れです。また猫にとって爪とぎは本能や感情表現をする大切な行動のひとつになります。爪とぎができないとストレスにつながり、噛みつきや過度なグルーミングといった問題行動が増加につながってしまうんです。では爪とぎはどのような基準で選んだらいいのか。ぶっちゃけ試してみるしかありません。爪とぎは猫の中でも好き嫌いが激しくわかれます。ひとまず人気のある商品を無難に選んでおくのがいいでしょう。
6 ベッド
最新の研究で猫は隠れ家があると心拍や呼吸が落ち着き、ストレス軽減につながることがわかっています。まあ当たり前といわれたらそうですよね。猫の祖先はかつて岩穴や樹洞で休んでいたと考えられています。外敵に襲われることのない空間は猫にとって安心・安全な場所だったことに違いありません。また部屋に隠れ家があれば、地震・雷・台風といった自然災害のときも大きな音が苦手な猫は身を隠すことができます。オススメのベッドは猫が身を隠すことができるような中に空洞ができるタイプのベッド。初めて猫を飼う人にもオススメしているので、まずは試してみてください↓
7 キャリーバッグ
キャリーバッグはマストアイテムです。必ず買いましょう。フードや猫砂、爪とぎのように消耗品ではないので良い製品を長く使い続けることをオススメします。選ぶときのポイントは上が開くタイプのキャリーバッグにすることです。キャリーバッグを使うのは主に病院へ連れていくときですが、横に開くタイプのものだと奥の方に隠れてしまい中々外へ出てくれません。また猫が病院嫌いになる原因だけでなく、飼い主さんや獣医さんの時間もとらせてしまいます。このような問題が解決された愛猫家おすすめのキャリーバッグはこちらです。ぜひ見てみてください↓
「一人暮らし」が猫を飼うときの注意点
数日間、家を空けるとき
ペットホテルを利用するか人に頼みましょう。数日間家を空けるのに猫を放置しておくのは絶対にNGです。よく「1泊だけならOK」という人もいますが、これは環境によって変わります。夏や冬といったエアコンを必要とする季節、住んでいる地域など、過ごす環境によって気温の変化がみられるからです。また猫のストレスにも繋がり飼い主さんとの関係性が悪化することも否めません。これらのことは猫を飼う前にしっかり調べ、対策を考えておくことをお勧めします。
賃貸
賃貸で猫を飼うときに「家具で爪といだりしないかな、、、」と一度は思ったことがありますよね。これはぶっちゃけ猫によります。子猫は好奇心旺盛なのでいろいろなことに興味を持ちやすい性格です。爪とぎを使ってくれないときは気に入らない可能性が高いので、別の爪とぎを用意しましょう。「お金がもったいない、、、」と思うかもしれませんが、壁が傷つくよりはマシです(笑)
「一人暮らし」でも留守番はできる?かわいそう?
結論 1日だけならOK
仕事をしていて家を空けている時間がながい飼い主さんは多くいます。そのため猫も自然とひとりでいる時間が多いわけですが、猫は長時間の留守番を得意としません。甘えん坊な猫ならなおさらです。家を空ける時間がながいと猫にとってストレスになってしまい、脱毛症などの病気を引き起こしす可能性があります
「一人暮らし」におすすめの猫種は?
一人暮らしでおすすめの猫種として次の3つのポイントから5種の猫を選びました。
ぜひ参考にしてください。
1 大人しく賢い性格
2 静かで鳴かない
3 お留守番が得意
1 ブリティッシュショートヘア
ブリティッシュショートヘアーの性格は大人しく賢い。また鳴き声も小さいため、一人暮らしには最適な猫種です。ひとり遊びが得意でたくましい性格なので、飼い主が留守にしても問題ありません。もとは「ブリティッシュブルー」とも呼ばれていたほどでブルーのカラーが代表色です。またワーキング・キャットとしても知られていて骨太で筋肉してな丈夫なからだ、優れた身体能力も兼ね備えているのでひとり遊びを好む猫ちゃんが多いんです
2 バーミーズ
ミャンマーからきた美しい猫バーミーズ。目は丸く大きい、イエローからゴールドの色。頭部は丸く、鼻はゆるやかにカーブしている。バーミーズの鳴き声はとても静かで穏やかな性格をしているので、アメリカでは「慈悲深い猫」としても異名をもちます。環境の変化にも順応しやすく、一人暮らし集合住宅などで飼う人には最適な猫です。ちなみにバーミーズから派生して独自に発展した「ヨーロピアンバーミーズ」という猫もいるよ
3シャルトリュー
目は大きくて丸く見開いている。色はゴールドからオレンジ色のような瞳。大きくてどっしりしたボディ。肩幅は広く、胸に厚みがある。特徴として短毛種、羊毛のような手触りの被毛をしているので、密度がたかく水を弾く性質をしている。
マズルが小さく頬が発達しているので、いつも微笑んでいるかのような表情をしている。おっとりした性格で頭がよく、犬のように従順な性格ともいわれています。小さな鳴き声で可愛らしく鳴くようすも最高にかわいいです
4エキゾチック
頭部は幅広で丸くどっしりしている。また鼻は短いので横から見ると、額、鼻、顎がまっすぐにそろう。耳は小さく先端が丸くなっていて、まんまるで大きく見開かれた目はすこし離れているのが印象的。からだは筋肉質でどっしりしているのに、足が太く短いのがかわいらしい。被毛はなめらかで毛がもつれにくいので「怠け者でも飼える猫」として知られています。性格も穏やかで静かに過ごすことを好みます
5 ラグドール
目の色はブルー。大きくてやや釣り上がっている。また耳の根本は広く先端に丸みがあり、耳と耳のあいだは平たくなっている。大型で筋肉質はボディだが太ってはいない。長毛でフサフサしているのにもつれにくい。足の長さはふつうで前足より後足のほうが長い。
性格は穏やかで物怖じしないので、機敏さに欠け鈍感な性格ともいわれている
まとめ
今回の記事では一人暮らしが猫を飼うことはできるのか、またその費用などについてまとめました。一人暮らしで猫を飼おうか悩んでいる人が多いので、ぜひ参考にしてみてください